FC2ブログ
千人の交響曲聴いてきました
 以前のエントリーで紹介していたマーラーの第八交響曲を聴いてきました。
 http://kogumamonolog.blog107.fc2.com/blog-entry-49.html
 ↑エントリー
 http://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/detail/index.php?id=3179
 ↑都響へのリンク

 三夜連続で演奏される(!)この一連のコンサート、私は中日である29日に。もう、ただただ感動であった。これは初めて8番を生で聴く、という要素も大いに手伝っているとは思う。フィナーレでは、泣きそうになっていた。いや、ほとんど泣いていたような、、。

 一部冒頭から、予想していたテンポよりも数段速い。呆気にとられるうちにあれよあれよと進んでいく。音響はピカイチとの評判のミューザ川崎、数百人の合唱に最大級編成のオーケストラ、パイプオルガン、バンダ全部が鳴っても聞き分けられる響きのクリアさ。特に驚いたのは、二階のステージ向かって左サイド、ベースがほぼ正面の位置だったとは言え、あんなに低音がくっきりと聴こえたことはなかった。テュッティになっても、聴こえるとは都響が恐るべしなのかインバルの手腕かはたまたミューザの尋常ならざる音響のせいなのか。

 私はベース弾きなのであえて言及させてもらうと(したいだけ)佐野さんの演奏が好きだ。都響唯一の女性奏者にして、日本ベーシスト界のホープの異名をとる(らしい)。直接彼女の音が聞こえることはないけれど、休みの間であっても決して表情の緩まない、ずっと音楽に集中しているところ、小柄な体で五弦をゴリゴリ弾く姿に、どうしても目が行ってしまう。

 さて、第一部はこれまた予想以上のテンポの速さで終結。生の演奏機会の少ない八番、俄然ホールの期待は倍加した印象。唯一の休憩と呼んでもよいこの部間?に間に合わなかった客がダッシュで入ってくる。あぁ、こんなコンサートに遅れてしまうなんてなんて不幸なんでしょう。ふと会場に目をやると空席の少ないこと少ないこと。今まで行ったコンサートの経験では(自主運営も含めて200回位)チケットが完売しても、一割~多くて二割は当日これなかったのか空席になることが多いのだが(海外有名オケであっても)それに比べて非常に少ない。やはり注目度が高いのか。

 心なしか恐る恐るチューニングをすませて(そのように見えた)第二部へ。あまり細かく書けないので省くけれど、二部はテノールの福井敬さんが圧巻であった。マーラーというと何かと福井さんが歌っている印象がある。もちろん役回りが良いというのもあるが気迫が漲っていた。
 合唱については、弱音部が苦手のように感じた。静謐な音作りはインバルの得意とするところだが、合唱は少し勝手が違うのだろう、神秘の合唱でも、小さく、それでいて張詰めた荘厳な表情を求めたが、やや節操がなかったように感じた。金管は日本のオケの中でも安心して聴ける同響、今回も良かったと思う。が昨年末の悲劇的のラッパ、今回のコルネットと気になる外し方をしていたのが残念。

 私はサイド席でやや横を向いているので、バンダやソプラノが右上方から降り注ぐように聞こえ、前方のステレオに加えサラウンドサウンドとなり、音に包まれる演出は素晴らしかった。どの席にいても最適な音響が楽しめるというミューザならではの楽しみであろう。正直初日の東京文化では、階層も幅があり分離して聴こえたろうと思う。

 そして大団円、私は次の音が追いかけられなくなっていた。もう終わってしまうという寂寥感とクライマックスへもう一段大きく音が鳴って欲しいという欲望とで今どの辺りか、あとどれくらいで終わりかわからなくなってしまった。正直、うるさい演出ではあったと思う。これが○○オケだったらもっと、、とか不謹慎なことも考えてしまう。しかし生で、日本にいながら水準の高い千人に触れられた機会と感動は何にも替え難い。


インバル・DENONの全集は傑作


人気ブログランキング【ブログの殿堂】
 

スポンサーサイト



テーマ:ひとりごとのようなもの - ジャンル:日記

【2008/05/04 03:03】 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<真面目にやってほしい | ホーム | 地デジ化>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://kogumamonolog.blog107.fc2.com/tb.php/76-b529bf13
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |