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マーラー:交響曲三番
 マーラー三番はだいぶ聴いてきたつもりですけれど、最近、マゼール/ウィーンフィルのCDを購入しました。これまでマゼールマーラーはなぜか一枚もなく、聴いたこともなかった。知人に特にこの三番について薦められたのです。

 有名な曲ですし詳細な解説は割愛させてください。
 
 マゼールらしいアクの強さ!

  私はこの曲は、バーンスタイン/ニューヨークフィルの演奏で知りました。DG(ドイツ・グラモフォン)の全集も買いました。とにかく長大で(約一時間半)なかなか通して聴けず、つなぎつなぎ慣れていきました。
 もう7年前位のある休日、ふと一楽章だけ聴こうとヘッドフォンをつけると、いつの間にかそのままの姿勢で通して聴いてしまったことがあります。何か催眠にかかったように動けなかった私は、六楽章が始まるとなぜか泣いてしまっていた。泣くというよりも涙が出た、という感じなんですが。この六楽章の美しさは知っていたけれど、通して聴いた時に初めて感じた高揚感だった。きっと完全に音楽に没頭していたのでしょう、途中、母が洗濯物を取り込みに来たこともわからなかった(ベランダが自分の部屋にある)みたいで。
 
 初めての体験だったけれど、感受性の強い人はもっと入り込んでしまってもっと心が傷つく位に刺激を受けるのだろうなぁ、とその時思った。それはそれで大変なことでもあり芸術家とは凡人から見たらほとんど狂気レベルで送受信をしていそうで変人個性豊かな人が多いのもなんか納得する。

 さてマゼールは、VPOを自在に操ってマゼールワールドを展開。バーンスタインは情熱系だがマゼールもある意味情熱系だと思う。これでもかとねっとり歌う弦。テンポを遅くして引き伸ばされるメロディーは全く違ったマーラーを見せる。それでいて濁らずすっきりと透明感のある音はVPOの成せる技か。終楽章の最後、ティンパニー主導で締めくくられる一楽章の行進が終わりを告げる様な感動的なDとAの歩(ほ)は、ゆっくりすぎて一回足らなく終わったかと思うほど。やはり長い最終音、トランペットはたまらず露骨なブレスを見せるが、この雄大な解釈には仕方がない。いやぁ、圧巻。
 
 あぁそうだ、それでも生で聴くウィーンフィルの音はとんでもないんです。CDで聴いても実感がもうひとつ沸かないんですね。きっとどんなオケでも音源と生の違いはあるはずですがこんな素人にもショックを与える程の違いがあるウィーンフィルって。あぁ生VPOでマーラーを聴きたい、、
 色々な指揮者が個性を発揮できるのも、マーラーの曲の懐の深さなんでしょう。食わず嫌いせずにチャレンジあるのみです。

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テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

【2008/01/14 01:21】 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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