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クラシック音楽
 茂木健一郎さんの新書が売れているらしい。シューベルトについて書いたものだそう(未読)で、すでに売上は数万部に達するとか。この分野の本としては非常に売れている方ではないか。著者の知名度が圧倒的であるからむしろ氏の本としては売れてない方とも言えそうだ。

 先日の新聞で茂木さんはクラシック音楽の啓蒙活動を熱心にされているとの記事を読んだ。その中で、深い感動をもたらすクラシック音楽を、日本人の1%に満たない人しか聴かないのはもったいない、という(大意)言葉があった。

 確かに、ロックからパンク、クラシックやジャズ、エレクトロニカもあれば三味線も聴く私としては(注・博識ではまったくない。広く浅いだけ(笑))確かにクラシックの感動の仕方は他の音楽とは違う。かといって感動の度合いを上下で比較できるものでもない。この部分は何がどう違うことによるのかたまにぼうっと考えるのだけれどどうにも自分の中でぼんやりと納得するだけでも答えが欲しいのに全く浮かんでこない。百年単位で演奏され続ける音楽だから、そりゃぁ、と思えばそれまでだけど、ポピュラー音楽にも唸る曲がある。ジャズには痺れる。そんな曲に出会うと、何十回も連続で聴いたりして、それが一週間とか続いて(阿呆)一時飽きるまで聞き続けてしまう。
 でも、それでもオーケストラの感動とは違う。きっと茂木さんもここいらを追求されているのかもなぁ。



 以前音楽関係の仕事をしていたこともあって、たまに知り合う人に直球で聞かれることが「クラシックって何がいいの?」みたいなこと。そんなことが口で説明できれば苦労はしないのですが、見下す人がどうにも許せない。鼻で笑う人も何人も見た。しかし決まって彼らはまともに聴いていない。そもそも知らない。一通り理解を示せた上で、最終的にこれが一番、という意見を持つのならいいと思うけれど。聴きもしないし理解もできない人がなぜ「音楽論」をぶてるのか。中身なんて貧弱で構わない(私がそうだ)けど、ぶつにはやはりそれなりの資格じゃないけど、前提がなければと思うんですが。

 大体、今世に出始めた音楽と、世紀を渡って聴かれる音楽を、なぜ並べて比べるのかがわからない。どちらが良いか、ではなくてそもそも比べられないものなのに。上記の質問をする人には直接答えずに、「何いま時モナリザとかフェルメールとか言ってんの?ラッセンに決まってるじゃん!」て人がいたらどう思う?て聞くと、妙に納得してくれる(画家は相手に合わせて任意で選んでます)。別に質問の答えではないんだけどまぁ考える種が生まれ易いのかもしれない。村上春樹風(『ノルウェイの森』から)に言うと「時間の洗礼を受け」たものとこれから「受け」るものは比べられないということなんですが。

 でも、これが音楽の特徴だとも思う。絵は避けようと思えば見ないでいられるし、目をつむることもできる。でも、音楽は強制的に聞かされる要素が強いから、印象に残り易い。聞きたくもないクラシック風音楽を、いたるところで聞かされて、うんざりしてしまったら、自分から聴こうなんて思わないし、一方ファッションと切り離せない現代のアイドルによるポピュラーには関心が行くのは当たり前だし。

 音楽と科学、もともと古典にはブームなんて似合わないしありえないと思うので、茂木さんにはぜひとも着実に研究を発展していただきたいです。「ブーム」に振り回されると、所詮はバブルなので終わってしまうから。

 

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【2008/01/13 01:24】 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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