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ヴィクトリアン・ジュエリー展
 渋谷はBunkamuraで開催中のヴィクトリアン・ジュエリー展に、知人に誘われて行ってきました。

 http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/shosai_09_victorian.html

 普段はジュエリーには特に興味がない私ですが19世紀の貴重なアンティークが見られるということでそそられました。併設の映画館では『ヴィクトリア女王 世紀の愛』も上映されており、Bunkamuraならではの企画だなぁと思います。

 さて、果たして収穫が二つありました。
 一つは人類最古の宝石、『ジェット』、もう一つは失われた(らしい)象嵌技術である『ピクウェ』。

 説明を読むと、古い流木が地中に堆積し、化石化したものらしい。その漆黒さとは裏腹の光沢が、なんともいえない質感を生み出している。流木由来だからか、とても軽いらしい。ヘタをするとただのプラスチックにもみえなくもない安っぽさもある製品もあったけど、複雑な加工がされたものはとても美しかった。こことピクウェのコーナーは立ち止まって、全て食い入るように見てきた。

 もう一つのピクウェは、べっこうや象牙などの暖かみのある素材に、金や銀など他の素材を埋め込んで(象嵌)作られたもの。そこにあったピクウェは暗いべっこうが中心で、真っ先に僕は蒔絵を思い出した。しかし蒔絵とは違い実際に物が埋め込まれたピクウェは、立体感が違う。またあくまで違う素材のものがそのまま並んでいるためかとても埋め込まれたものの質感が映える。つまり、金や銀やパールなどを組み合わせようとすれば、ぶどうの実みたいに集め固めることにになってしまうけど、べっこうや象牙などの「キャンパス」があるために、埋め込まれる物自体で模様を作ることができるという点が他で見ないこの技術の美しさだと思う。そして、これは幻の技術だ、と紹介されていた。


  http://victorianjet.com/toppage.htm

 現地の即売会場では、名産地であったウィトビー産のジェットを販売していた。もう閉鎖されているので採取できないのだとか。眺める僕の横でご婦人が誰かのプレゼントにするための包装を依頼している。シンプルなクロスなら、僕でも買える値段のものもあり、ちょっとだけ迷う。そのまた続きの棚では、特にウィトビーだとかアピールしていないジェットがごそっと置いてある。希少なんだか無駄遣いなんだかよくわからなかった。

 その違和感は帰宅して調べてみたらわかった。数年前からウィトビー産に劣らない良質のジェットが中国で採れ始めたらしい。そのため比較的安価なものが供給されているとか。だからほら楽天でも売っている(笑)




また幻のはずのピクウェは、上記サイトにも紹介があるけどなんと日本人が技術を復活させて、作品を作って販売もしている。
 うーんなんだかなぁ。一面から事実でも、向こうはプロ、こちらは素人なのだからこういうのは不親切と言わざるを得ない。勢いでホイホイ買ってはだめですね。騙されたわけではないけど、少なくとも複数の場所で簡単に買えるのなら、自分ならデザインや値段を検討して買いたいですしね。
 
 また、鑑賞中に気付いたのだけど、やたらと那須高原の穐葉アンティークジュウリー美術館の所蔵のものが多いんですね。目録を見てみたら案の定。つまりここに行けば殆どが見られるんですね。もちろん那須まで行く手間と交通費を考えれば比べるまでもないんですが、本国からもっと借りれたりできたのでは?ていうかしないの?普通の有名な美術展は殆どレンタルだから、1500円の入場料も了承しているもんだけど、殆ど国内にあって人が決して多く集まらなそうな那須から持ってきて同等の値段するのか?と。
 ※この穐葉アンティークジュウリー美術館は、当美術展が巡回する間の約一年、休館ですって。そりゃメインをごそっと持って行ったら、ねぇ。
 
 得るものもありましたが、何か変な感じを覚えました。。

 その後は買い物のために銀座へ。三越の異常な混雑に思わず笑ってしまう。電車から降りた人々の列か?ていうほど続いて入ってくる1Fエントランス。この人気ぶりは田舎者の僕には理由がわかりませんでした^^

 続いて、前から行ってみたかったサンタマリアノヴェッラへ。
 
 http://www.santamarianovella.jp/

匂い一つ嗅ぐのにこんなに緊張したのは初めてでした(笑)多分買う気ないなこいつら、と思われていたと思われますが丁寧な接客はさすが。しかしシチリアとオレンジフラワーは一瞬買うか迷ってしまった。本当にいい匂いなんだもの。迷った時は買わない、の法則で止めました。危ない危ない。時間がなくなってしまい、併設のティーサロンには寄れませんでした。また今度。

 充実した土曜日でございました。。

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テーマ:アート・デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

【2010/01/24 17:14】 | 芸術一般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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