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ロメール死去。。
今日、昼にニュースサイトを開けると、どこかで予期はしていたけれどもそれでも固まってしまうニュースが飛び込んできた。

 ヌーヴェル・ヴァーグの雄、エリック・ロメールの訃報。サイトで確認をすると89歳とあることでも分かるとおり別にいつ亡くなってもおかしくはなかったと思う。でもよくある感傷でもってそんなことを想像することを避けてきたのであって、多分思わず声も上げてしまったと思う。

 僕の様な映画に対して真摯に向き合ってきたわけでもない者(要は中途半端♪)にとってもロメールの存在は巨大だ。全ても作品を見たわけでもないし、その時代の映画を特別多く見てきたわけでもないけれど、『クレールの膝』、『モード家の一夜』、『獅子座』などは間違いなく僕の頭の中を引っ掻き回してくれた。それまで見ていたハリウッド中心の十人一色映画がいかなるものだったのか、たったの数作で価値観の転換を迫られた。

 
 クレールの膝。

 
 モード家の一夜。
 
 
 緑の光線。
 
 
 ハリウッド的映画講評風感想に従えば、自分の場合一番「泣いた」のは多分『クレイマーVSクレイマー』。しかし今ままで見てきた「映像」の中で一番「感動」したものといえば、『モード家の一夜』となります。感動、とは言うまでもないかもしれないけれど単に泣くとかそんなことではなく、清濁併せ呑んだ情動のことです。

 よくいえば、男と女(特に女?)のこと、あけっぴろげに言えばエロティックなものについて映画を撮り続けた変態さを考えればロメールが好きだなんてあまり大きな声では言わない方がよい(誤解を生まない?)かもしれないけれど、誰もが逃れられない人生の大きなテーマについて、率直に、繊細に、美しく(妖しく)、冷静に見せてくれる「モノ」が他にあるだろうか?言葉や理屈では、イマイチ説明ができないあんなことやこんなことを、、。

 
 昨年の暮れには世界の巨人レヴィ=ストロースの死去も記憶に新しい。フランスの、世界の巨きなものが逝ってしまっていますね。その代わりには何が今あるというんだろう、と考える間に。
 

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【2010/01/12 23:20】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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