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カラマーゾフの兄弟
最近、「カラマーゾフの兄弟」の新訳が非常に売れている、というニュースをよく目にする。さすが、今も昔も単なる流行で収まらない傑作。ひとつの事件として、なぜ今カラマーゾフか、という一種の問いが、そこかしこで発せられているからだろう。桐野夏生ら現在の売れ線と共に、注目コーナーにどっかりと並んでいるらしい。

 しかしここで言いたいのは、なぜ五冊組か、ということです。長らくシェアを占めたであろう新潮版は三冊だ。特に文字が詰まっているとか、そんなこともない、ただ一冊あたりがやや厚いくらいか。昨日の朝日で記事を見た。訳者の亀山郁夫氏も出ていたが、ゆったり五冊で組んで、解説等を充実させているとのこと。充実させるのはよくわかったがなんか釈然としない。しかも一冊千円している。




先日出版された新約カラマーゾフ。なぜか一巻目から以上な売行きを見せている。かくいう私もとても読んでみたい、、

 数年前だけれど宮部みゆきの「模倣犯」も同じようなことがあった。ハードカバーでは上下二冊だが、文庫は5冊。820+619+700+780+780で3699円。ハードカバーはどちらも1995円で3990円。なんだか文庫のメリットが薄いととても感じたのですよ。もちろん手軽に運べるとかあるけれども、五冊分の幅もとるし、、。結局人に借りて読んでしまった(笑)以前は、非常に厚い文庫本でよく出ているのを見たけれど、最近はわざと避けているようにしか思えないのですがこう思うのは私だけでしょうか?


 文庫の模倣犯一巻。

 一方で、小売のセオリーというか重要な意識として、「他所より高く売るにはどうしたらいいか考える」というのがあります。多くの会社は逆で他所より一円でも安く売ることを考えて、実行せざるを得ない環境がありますが。同じものを高く置いて、それを客が買っていく、というのは、その店にはそれだけで付加価値というか、人を集めるなにかがある、と判断できます。本の場合でもコンテンツに自信があれば、高くても売れる、というわけですね。
 まぁ亀山訳のカラマーゾフは、一種の挑戦というか、すでに古典、既成概念として成立しているものに対して新たな解釈を提示しようというものだから、その時点で労作であって、意義あるもの、であることが義務付けられているわけでその対価もそれなりであって当然、なのでしょうか。

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【2007/09/02 20:49】 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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