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手紙
 
 遠藤周作の『十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。』を読んだ。「人間」を愛した優しい、遠藤先生からの天国からの最新刊。



 手紙をいつもうまく書けるようになりたいものだと思いながら、書こう書こうと思いながら、つい先延ばしにしてしまう手紙。そんな手紙が皆さんもありませんか?最近は特にメールがあるものだから余計に後回しにしてしまう。
 この文章は勿論携帯などない時代に書かれているので、ちょっとそぐわない部分もあるのだけれど、それだけ、手紙の持つ大切さは、メールが出せるのに敢えて書いて、時間をかけて届けるという行為に、むしろ心を伝える手段として現代に際立っているとも言うことができると思います。

 様々な実例を挙げながら(少々都合よくチョイスしすぎなところも^^)例を並べていってくれます。中でも悪筆は気にするな、という段と、オリジナルの形容詞を生み出す練習とテクニックを述べる段は膝を打った。文章を書く人は当然のことなのかもしれないけど自分にとってはかなり目ウロコで、あぁこういう努力をされているんだという感動と共に、私でも文章を磨くのにまだまだ気軽にできることがあるんだと実感させられました。

 筆不精から逃れるために勧められている、葉書や、切手を常に鞄に忍ばせておいて、旅先などで「貴方の事を思い出しました」なんつって葉書をさらっと出したらなんと格好いいんでしょう。届くまでの時間は、もう読んだかしら、まだかしら?ともどかしい時間を与えてくれ、そのまま遠くへ来ていることの証となります。メールでは当然ですが、近くにいても、遠くにいますと書いてごまかしたりできますねそういえば。またその逆も。
 
 さっそく、家で眠っている封筒や便箋などを思わず確認してしまいました^^ でも、いきなり出したらなんだと思われそうだなぁ、、。


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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2009/10/07 23:05】 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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