FC2ブログ
ペトルチアーニ
 昨日で、職場でお世話になった派遣さんが契約終了となりました。とてもかわいらしい方で、きれい好き。私の整頓のできなさを見て、何度も注意されてしまいました。。いろんな雑用をお願いする感じで、手作業で忙しいときもあれば、お願いすることが少ないときもあって、たまにお休み遊ばすこともありましたw しかし頭を揺らさずに固定したまま寝るあの技術、会得したいものであります、、w

 餞別に、CDをあげることにしました。先週、帰宅途中に新宿のタワレコに寄って、ミシェル・ペトルチアーニの「ソロ・ライヴ」を購入。一人であげようかとも思ったけれど、もう一方は何も考えていなかったらしく共同で差し上げることに。今頃聴いてくれているかなぁ。

 ↑すみません、これリンクなんです。画像が登録されていないみたいでorz

 私はこれを初めて聴いたときのことが忘れらない。このCDがペトルチアーニの最初に聴いたCDだったわけで、当初彼が重度のハンデを抱えていることも知らず、よくよく写真等も見ずに聴き始めたのです。一曲目のLOOKING UPから、のけぞった。まさに、翔けあげる、という言葉がふさわしい、冒頭の8音。E-durかと思ったら、少しだけ違う。これ(だと思う)がもたらす高揚感。あっという間に引きずり込まれてしまった。
 
 その後はただ会場にいるかのように、聴き続けた。途中、LITTLE PEACE IN C FOR Uなど、遊び心たっぷりの、しかしテクニックを聴かせる曲を挟みながら、クライマックスの名曲、キャラバンへ。放心していると、アンコールのようなこれまた名曲A列車で行こう、が。何度も出てくる低音のリフは、多分列車のごとっゴトッ、ていう音を表しているんでしょうね。最後、列車が止まろうかとスピードを緩めるところ、それまでのソロに一旦拍手が起きますが、終着駅。ため息。

 ペトルチアーニは、とても骨折しやすい体で、百回以上骨折の経験があるとどこかで読みました。ピアノを弾くことでももちろん折れたそうです。こんなハンデのことは関係ないじゃないか、といいたいところですが、写真を見ると、本当にどうやって弾いているんだろう、すごい、という素直な関心がわきます。また本当に命をかけてピアノを弾いているんだ、という緊張感が、聴いている側にも自然と張り詰める。
センスが秀でているのは神様の贈り物として、あの体でこれまた常人(プロ含め)が及びもつかない迫力で鍵盤を叩く。

 最近日本でも、ハンデを背負って楽器を弾いています、という方が多く、それはとてもよいことなのですが、そのハンデを理由にメディアなどが取り上げ、コンサートが開け、CDを出す、というのを良く見ます。それで普通のプロが埋もれるほどの演奏をするのならば納得なのだが、すべからく平凡。元来、音楽にハンデは関係ない、とか、やればできる、という信念が、彼らを厳しい練習に駆り立てるのだと私は信じているのだけれど、それを単にハンデがあって訴求力がある、という理由で取り上げるのは、本末転倒だ。彼等自身、プロとしてのセンスがあれば、自分がCDを出せる実力か、協奏曲を何度も弾くチャンスのある芸術家かどうかはわかっているはずだ。所詮、ビジネスへ傾いていってしまうのだ。

 そういえば、自分の身の周りにも、手が小さい、という理由だけでせっかく続けたピアノを止めた人が何人もいたなぁ。
 
 少しそれてしまいましたが、この早逝の天才、ペトルチアーニをぜひ、聞いてみてください。トリオもお薦めです。また、取り上げます。

  人気blogランキングへ


人気ブログランキング【ブログの殿堂】
スポンサーサイト



テーマ:ひとりごとのようなもの - ジャンル:日記

【2007/09/01 20:20】 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<カラマーゾフの兄弟 | ホーム | カンキョウモンダイ>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://kogumamonolog.blog107.fc2.com/tb.php/21-51bc90b8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |