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メロディー・ガルドー

 ボーカルものを聴くとき、曲も大切だけれど、声に注意を払うのも重要です。

歌そのものは単なる乗り物で、その蠢く内面を目に見える(耳に聞こえる)ようにするために道具としているだけかのような、そんなお気に入りの声と表情を持つシンガーはいますか。 
 
 中々見つかるものではありませんが、最近気になっているのがメロディー・ガルドー。 



 まぁもうメジャーの仲間入りを果たしたといっても間違いではないほど有名ですけれど。

 この陰鬱さはどうだろうか。明るくもできるはずなんだけどそうなっちゃうんだみたいな。明るい歌を歌っても何か陰がぴたっと寄り添っているような。

 もうしばらく前だけれどデビューアルバムの「worrisome heart」は値段も手ごろで、つい手にとって買ってしまった。すでにアイドル・パッケージ化されたノラジョーンズに飽き飽きとしていてあぁまた似たような人なのかなと思いながら聴いたら、これがじわじわきた。
 何よりも(今のところ)いいなと思うのは19歳の時に交通事故に遭いそのリハビリで作曲を始めて(歌はコピーで歌っていたようだ)次第に書いた曲が注目を浴びた云々などというフ○子のようなお涙ストーリーをいちいち前面に押し出さないことだ。肝心なのは今の音楽なのだから。

 彼女の声はいわゆるスモーキーなのだけれど同時に美しくて艶っぽい声でノラの様ないい意味の幼さがない。また発音がすこぶる綺麗でこれも魅力。
 とてもブルージーな曲の中にあって、例えば②の「 ALL THAT I NEED IS LOVE」のもう30年も歌われてきたかの様なスタンダード感!今後の作曲が益々気になる。

 

 そういえばノラのファーストが発売になって、数ヶ月して、伝染病があっという間に広がる様にあれよあれよと売れていく様を丁度バイヤーの時に見ていた。そして次のアルバムはわずか数日でミリオンセラーとなった。良くも悪くも売れっ子になったわけだが、売るということは客の最大公約数を狙うということだ。後ろで流れているためにある音楽ではなくて、もっと「対峙」できるような音楽がほしい。

 さて、最近ニューアルバムを出したガルドー(まだ聴いていない)、ノラの様に「親」化するのか、深化するのか。


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テーマ:女性アーティスト - ジャンル:音楽

【2009/04/20 23:43】 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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