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曽根麻矢子:ゴルトベルク変奏曲
 曽根麻矢子の、浜離宮朝日ホール・ゴルトベルク変奏曲のチケットを買ってみました。

http://www.asahi-hall.jp/hamarikyu/event/2009/05/event159.html

 日本人のチェンバロ奏者の中ではもちろん、世界で活躍する日本人の中でも“スコット・ロスの衣鉢を継ぐ”頭一つ抜けた活動を展開する曽根麻矢子。一連のJ.S.バッハの連続演奏会の存在は、広告をしょっちゅう見るのでしってはいたものの、結局重い腰があがったのはこの最終回のゴルトベルクになってようやく(笑)

 曽根さんはもちろん、ゴルトベルクのコンサートも始めてで、今からとても楽しみなのです。

 チェンバロによるゴルトベルクは、やはり鋼鉄のレオンハルトの演奏が真っ先に挙がりますが、

 私のお気に入りは、カレル・アンタイのもの(MIRAREの二回目の録音のもの)。



 ゴルトベルクといえば、言うまでもなくグールドの演奏が、今も足枷となっているという印象が強い。そこから離れるようと必死に抵抗する人もいれば、素直にその地に定住しようとする人もいる。ピアノで弾いたグールドだけど、チェンバロの演奏にもやはり影響がある。
 
 二回目のアンタイの録音は、グールドのそれから、自然と遊離していると第一印象を持つ。全てのリピートを繰り返し(グールド他逐一現れるリピートを省く人が多い)、曲間の余韻、間隔まで研ぎ澄まされた計算をし、それによってこのミクロコスモスとも呼ばれる偉大なゴルトベルク曼荼羅という閉じた世界が厳密に構成される。
 それでいて、演奏は極めて感性の閃きによって蝶のごとくヒラヒラ舞い、ほとんど変態的でもある(ヴァリエーション1とか)。各ヴァリエーションが、与えられた時間の中で奔放に振舞い、その時間が来ると、また厳密な宇宙の運行にもどって行く。93年のOPUS111に入れた一度目の印象とは全く異なり、10年の歳月を感じさせるレヴェルの高い演奏だと思う。


 さて、二重三重の楽しみがある曽根さんのゴルトベルク、一体どんな素敵なコンサートになるだろう、今から本当に楽しみ。


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【2009/01/31 10:47】 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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