FC2ブログ
ツィメルマン/約束のコンチェルト
 ツィメルマン/チョンミュンフン指揮のコンサートへサントリーホールへ行ってきました。オケは東京フィル。

 「約束のコンチェルト」という副題がついたこのコンサート、メインはルトスワフスキのピアノ協奏曲であった。若きツィメルマンのために巨匠・ルトスワフスキが書き下ろしたこの曲を、世界中で演奏していくらしい。

 ルトスワフスキという名前を聞いたとたんに予習は必須と思い、CDを購入。本番に備えた。
 
 ルトスワフスキとツィメルマンが録音した自演CD。現代音楽ということで身構えてしまいそうだけれど、そこまで難解ではなかった。全ての楽章がアタッカで演奏され、流れる様に、音を紡ぎながら音楽が進んでいく。ぼんやりと見えるモチーフが、形を作ったかと思えば離散しながら、終結に向けて流動する。

 演奏会の感想としては、チケットが高いという印象が拭えず、入りは7~8割り程度。二階のS席の空きかたはちょっとひどかった。ツィメルマンだから、というミーハーな理由で聞きに来てメシアンに続くこのコンチェルトに首を傾げる人もいた。
 個人的には、ツィメルマンという巨匠の技術と風格を、まざまざと見せ付けられたという感想。音が密になってもバランスを全く失わないで正確に並んでいく。一方そのテンションにオケがもう一つついてこない感じ。ブラボー隊が即座に仕事をしていましたが、拍手もそこそこ。曲の問題なのかなぁ。

 その点、帰る人もいるんではないかと思うくらい、期待のしていなかった運命が、良かった。概してアツくノリのいい演奏であったが、随所で伴奏とメロディーのバランスを見直し、新鮮な響きを表出していた。ベースは10本もいたのだからもう少し迫力が欲しかった、、。

 そして大団円。果たしてものすごい拍手が巻き起こった。はっきり言って目玉のツィメルマンの比ではない。アンコールがないと分かっても、止まない拍手。ついには引き上げるオケに逆らう様に再度チョンさんが出てきて、メンバーに戻って来い!と促して半分以上のメンバーが再度ステージへ引き返す。指揮台におもむろに上り、右手を振り上げるしぐさ。アンコールやってあげたいんだけど、っていうことか。

 しかし、チョン・東フィルがこんな人気があるとは知らなかった。今回の運命の良さだけではあるまい。思うように売れなかったのだろう、割引チケットまで出回っていた今回のシリーズだが、いいものが聴けた。それでも17000円は高いけど(笑)

 
 チョンさんで大好きな一枚はコレ。バスティーユ管とのシェエラザード。情熱的で、かつクリアな響きが魅力。学生の時聴き倒した。

 banner2.gif

人気ブログランキング【ブログの殿堂】
スポンサーサイト



テーマ:LIVE、イベント - ジャンル:音楽

【2008/11/24 02:26】 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<ピアノを聴こう | ホーム | テレビの凋落>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://kogumamonolog.blog107.fc2.com/tb.php/120-b8e4b469
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |