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アンリ・リヴィエール展@神奈川県立近代美術館
 浮世絵の影響を多分にうけ、『エッフェル塔三六景』を創ったアンリ・リヴィエールの初の大規模回顧展に行ってきました。場所は神奈川県立近代美術館の葉山館。本当に綺麗な美術館でした。
 画像はクリックすると大きくなります。。

 


 


 


 リヴィエールの初期のエッチングや、大小さまざまな水彩画など豊富にあり、ほとんどエッフェル塔三六景についてしか知らなかったので作家の全貌を見ることができました。ただ、木版については殆ど知識もなく、独学で道具も開発しながらの製作だったとのことで(日本の道具に驚くほど近かったらしい)暗中模索といった感の完成度の作品が多かった。またフランスの風景にあった感じがしなく、立体感にも乏しくリトグラフの方が圧倒的によかった(実際、現地でもらったチラシを見返してみると、リトグラフばかりが紹介されている)。徐々に木版からリトグラフに移って行ったというのも、避けがたいものだったのかもしれない。
 
 
 しかしそれでも、リトグラフで仕上げたエッフェル塔三十六景の存在感は格別だった。淡い色調で気分が統一された富嶽三十六景への素朴なオマージュは見るものを惹きつける。すべて無かったのが残念ではありますが(ペラ1でもいいから出品リストを置いて欲しかった。作品数のこれだけある美術展で、ないのは初めてでした)。
 実際に製作に使った写真なども並べて、実にわかりやすい展示でした。木版も、構図を明らかに模倣したリヴィエール所蔵の浮世絵も並べていたり。

 日本木版画の巨匠・吉田博の原版を同じくして時間の経過を断続的に描く帆船のシリーズは目を見張った。やっぱり生で見ないとダメです、なんて思うの何度目だろう、、。

 
 朝一で行って、ゆっくり堪能した後、併設のレストランへ。近かったはずのホテル音羽の森に行こうかと悩んだのですがスムーズに移動できなそうな感じがしたもので、次回のお楽しみに。
 その後は誰でも足を運びたくなる散策路を通って海へ。絵になるなぁ。
 
 
 トンビが休んでいて、思わず一枚。光の反射がもう少し右までと、太陽がチラッとはいっていたら良かったのに、。まぶしすぎて携帯の画面なんて見えないんですよね。。
 
 
  脇の小道から海まで一直線。
 
 平日の午前中に行ったので、人も少なく、本当にゆっくり楽しむことができました。鎌倉の方は行ったことがあるのですが葉山は初めてで、中で見た美しい版画の世界が、一歩出ると外にも広がっていて、天気と、作品と、会場の雰囲気と、全てがマッチした感があり、本当に素晴らしい体験でした。


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【2009/09/26 12:36】 | 芸術一般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
映画って、
 9月初旬の日経に、フジテレビの亀山千広氏によるテレビ局が日本の映画業界をリードする(大意)というタイトルの記事が載っていた。

 軽く読み流したのだが、我々は所謂映画を作っているのではない、という類の表現が、非常に心に残った。肝心の新聞を捨ててしまったので正確に引用できなくて申し訳ありません。
 つまり、テレビから連なるコンテンツをテレビ局が確保して延長線上にあるものを作るということらしい。テレビ人気は一つの指標となり、映画を作っていく上で大きなアドバンテージとなる。

 僕は大分前から(15年前くらいからか)ハリウッド映画も含めつまらなくなってしまったと感じていて、タイタニックでやっぱりもういいやと思ってしまったクチ(やたらとロングランするので見に行った)なのだが、こういう映画を見たときに友達に説明するのに「二時間ドラマの延長」という表現を使ってきたものだった。二時間ドラマならばテレビで見ればいいし、また「その話」でなければいけないという限定性もなく、当然特定の「二時間ドラマの延長映画」をわざわざ金を出して見に行く価値がない、ということだ。
 この亀山氏の発言をみて、向こう側の人たちはわかっていてそうやっているんだ、とある種感動を覚えたのです。
 
 格別新しい主義主張があるわけでもなく、古今東西使い古されたプロットで、登場人物と地域だけが違っているどこかで見たことがあるような話。まさしくテレビで見るにふさわしい使い捨てのようなものが、産業の構造の問題からか、儲かるものとして映画に逆戻りする。
 
 実際、流行で作られた映画を後で見返して、新しい発見があるだろうか?明石家さんまの話と同様、その時は笑えても後で見返したり、話として切り抜くと途端に価値(面白さ)を失うものに似ている。一度筋を覚えたら、細部はなんとでもよく、思い出すには事足りる。さんまはすべらない話について批判をしていた(芸人ならすべらない話をして当然だから、という意味)のだが、ここには大きな違いがある。一つはアドリブ、”教室の人気者”的お笑いと、後で誰が話しても一定の面白さを持つお笑いの二つ。どちらも重要な笑いだが、前者の笑いは後で別の場所で聞いたりするとまったく笑えなかったりするのでシチュエーションと鮮度が命。なのでさんまが目指すものとすべらないが意図するものとは全く質が違う。

 閑話休題。
 本物は、見返す度に新しく、常に心によくも悪くも引っかかっているものだ。俳優がその時はやっているとかはやっていないとかそんなことは関係がない。そこに映る「映像」そのもの全てが意味を持ってこちらに迫る。セリフ、構図、カメラワーク、照明、全てがその作家の「芸術」を表している。自分が歩んでいることを実感したり確認するために、定点観測としても意味がある。その点、文学でも何でも同じでありましょう。

 だらだらと書いてしまいました。つまりは、わかりやすい、誰にでもわかるように作られた映画を擁護して(ここでは、「映像美」「映像作品」を目指す者と、そうでなくテレビでなくとも主にビジネスによって動いているもの、という二項を対立させようとしています)、JLCやらヌーヴェルヴァーグとなると途端に拒否反応を示すような人達は、作っている側の人たちがそもそも「映像美」や「作家性」などを求めていない、と明言していることを諒解すべきだ。10人いたら10人泣かそうとする=売上の極大化を目指す当たり前のビジネスなのだということを。
  
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【2009/09/23 19:16】 | 芸術一般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
7歳のピアノ・マン
 
 ピアノマンを聴きたくて、youtubeを検索していたら、7歳の男の子が歌う動画を見つけました。
 うまく貼れないのでリンクだけ貼ります。

http://www.youtube.com/watch?v=Xh9amUgJxVk&feature=related

 なんて素敵な演奏なんでしょう、、!僕は思わず泣きそうになってしまった。ややはにかんで、でも堂々と、かわいいアクセントでもって歌います。愛嬌のあるリズムのハーモニカが、一段とこの歌を良く聞かせてくれます。
 多分学校の学芸会のような場所で、最前列にはファンらしき女の子が三人、陣取っています(動画の終わりで、そそくさと離れるのが映っているのでそう考えてもあながち外れではないでしょう。終演とともにすごい絶叫しているし(笑))。歌い終わると、ものすごい拍手を受けて、うれしそうに照れています。
 うまく説明できないのだけれど、この動画から音楽の楽しさというか素晴らしさを改めて感じるわけです。ビリージョエルという才ある人が曲を書いたからこの演奏は生まれたかもしれないけれど、ごく普通の人たちが集まって、ごく普通に演奏をして、それを楽しむという純粋な形がここにはあります(ごく普通といっても、演奏するわけだから何某かの努力や工夫はもちろん必要ですが)。 

 あぁ、自分も早く演奏する場所へ行きたい、、。7歳の子を見てひとりごちるおッさんでした。 
 

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【2009/09/23 03:36】 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
またもや、時計が欲しい。
 以前にも一度書きましたが、いよいよ時計が欲しくなってきました。

http://www.jaeger-lecoultre.com/ao/ja


 18~30、30~45そして45~60歳までと、約15年間隔で時計を購入していくというプラン。今悩みに悩んで、一本目のORISを使い続けています。

 前回はIWCのポルトギーゼが急浮上して、ジャガールクルト(レベルソクラシック)よりも高いため色々ストップしてしまいましたが、何回も見に行って、ネットなどで画像を見てようやくレベルソに心が固まりつつあります。

 以前に http://kogumamonolog.blog107.fc2.com/blog-entry-175.html 
 の繰り返すこと、で書いた要領で、先に見飽きたり引っかかりが出来る方を排除するという考え方。ただポルトギーゼとレベルソクラシックでは、クロノグラフとシンプルなスクエア型で比べるのは若干ムリがあるのですが。

 

 よく見える写真があったのでどうぞ。どうですかこのシンプルさ。それでいて重厚な門扉のような威厳さ。夏場は気になるけれど、やっぱりこれは革ベルトで持ちたいなぁ。

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【2009/09/18 00:56】 | 雑感 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
くしや@五反田
 先日、仕事終わりで、ちょっと興味が出始めたゴルフショップを見に、詳しい人に連れて行ってもらいました。といっても、五反田駅前のVictriaなんですが。
 
 まぁ始めるかも始めても続くかわからないのでおいそれと買えないわけですが(知人にいらないクラブを打診してます^^)。

  http://r.tabelog.com/tokyo/A1316/A131603/13046314/

 お礼と言ってはなんですが一杯やっていきましょう、ということで五反田で店を探すことに。先日行ってヒットした庭つ鶏が近いなぁ、なんて思いながら、でもあすこに行ったら高くて(二人分は)払えないから言わないでおこう、なんてすっとぼけながら歩いていると、この辺に焼き鳥屋があるはずだ、とノタマウ。
 そうですか?なんていいながら歩いているとあれよあれよと庭つ鶏の看板が見えてくる。まさか、、と思ったけど、その真隣に、「くしや(948)」と言う店があり、ここじゃなかったしらということで入ることに。危ない危ない。

 とても普通の居酒屋だと思ったのですが、串が安い。一本100円なんて普通にある。ポピュラーな串も多いですが特に印象に残ったのはマグロの肉巻き(名前違うかも)。マグロのステーキはありますけどね、揚げちゃってるのはどうかと思ったけど、更に肉で巻かれているというのも合うんかいなと思ったら旨い。
 おでん系も行きたかったけれど、軽くのつもりだったので止めました。今回大ヒットだったのは、「ホームランホルモン」。ネーミングでオヤジギャグ的なものを感じて避けようとしたのですが最近臓物にやたら惹かれるので頼んでみた。
 これが激ウマ。トロットロに溶けそうなホルモン(部位はわかりませんでした、、)が、ニンニクの芽を相棒に真っ赤なタレに浸かっている。タレの中身が気になるも、とにかく旨くてもうどうでもよくなり、しまいには別の揚げ物を付けて食べていた。。ご飯があったらぶっかけていただろうことと、他のお客さんが近くにいなかったならば、皿を持って飲み干していただろうことを付記しておきます。
 
 軽くのつもりが、6800円也。ビールを二人で7杯飲んでいるのでここを抑えれば紹介の通り食事は安くて旨いので気にしないでください。


 五反田の、あの静かな通り、小さな飲み屋などがぽつ、ぽつと佇むあの界隈がすっかり癖になりそうな感じであります。


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テーマ:こんな店に行ってきました - ジャンル:グルメ

【2009/09/12 19:14】 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
小岩井オードブルチーズ

 いただきもので、小岩井のオードブルチーズ・サラミを堪能しました。

 

 今までみたことがなかったのですが、こんなサイズ(三口サイズくらい)で三つ入りの一箱。なかなかいいお値段するんですね。しかしその分旨い。ワインを絶対開けたくなる(赤)お味。サラミといっても、バランスよく、濃厚なチーズとサラミの交互に来る感じが○。調べてみると他にもこのオードブルシリーズは味があるんですね。
 外飲みよりも家飲みという時代、外で飲むよりは安く、少し贅沢になんて時にもってこいです。箱買いしてしまいそうです^^

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【2009/09/09 00:44】 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
STEAL AWAY
 
 まったりとしたいときや、酒を家で一人ちびりと呑む時には、自分の場合クラシックよりもジャズの方が頻度が高くて、その中でもチャーリーヘイデン/ハンク・ジョーンズの『STEAL AEAY』は最もお気に入り。

 
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 ヘイデンの木のぬくもりの強い野太くて優しいベースと、ジョーンズの丁寧でツブの美しいピアノの二人。
 ピアノは楽器の王様というがごとく、ピアノが左手でベースラインを弾かれると、ベースの役回りは限られてしまう。通常はそう。だからベースはソロをとりまくったりしないといけなくなるのだけれど(ケニー・ドリューとペデルセンみたいに(注:すごく好きなんですよ))、この二人はそんなことはない。二人が二人とも、伴奏を演り、メロディーにうつろいながら一体になっていて美しい。。

 曲はアメリカの民謡、スピリチュアル、賛美歌(spirituals,hymns and folk songs)。誰でも聞いた事のある曲以外でも、どこか懐かしい、暖かくなる音楽ばかり。
 スピリチュアルとは、最近流行のああいうの(笑)ではなく、黒人たちが歌って来た宗教的な歌、みたいな感じであながち間違っていないと思います。

 
 僕はこのベースのチャーリーヘイデンが好きなのですが、このデュオは特にお気に入り。この音の数の少なさはどうだろう。音が少なく音楽が出来上がるということは、とても難しいことなのです。音を増やしてやりたいことをやっている音楽は山ほどあるんですが、それだけ音を使うのはいいけどうるさいよ、余計な事言わないでいいよ、みたいになっちゃうんですね。
 
 ことさら夜にかけるのがよく、すっと夜のしじまに染みて行く様です。今は、好きなラム酒とともに聴きながら書いています。 ずっと聴いていくであろう、大事な一枚。

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【2009/09/05 22:23】 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
マッキントッシュフィロソフィー@伊勢丹
 昨年一目ぼれで買ったマッキントッシュフィロソフィーの、ボンディングコートのパーソナルオーダーの手紙が、伊勢丹から来ていました。もう明日までなんですけど(手紙などなくても出来るみたい)。

 マッキントッシュの兄弟分らしいブランドの顔であるボンディングコートを色、デザイン、レングス、ボタン、サイズ袖丈まで自分で選べるのだからこれはそそられるわけです、、肉体改造中(笑)の自分は今年これを頼むわけにもいかずスルーしていたのですが。。

 しかしさすが伊勢丹新宿メンズ館というのかここのショップさんのやり方なのか、案内に添えて手書きの手紙まで入っている。こういうことされるとですね、今年コートに用がなくても、見に行きたくなるし、コートに用ができると相談しに行きたくなるというものです。個人店とかだとよくありますけど、こういう大きいところは中々、、。

 という雑感でした。。

 


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【2009/09/05 21:44】 | 雑感 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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