映画、ブラックスキャンダルを見てきました。
いやぁ、ジョニー・デップが誰だかわからないくらい怖い(笑) アメリカで実在した事件を基にした映画。カンバーバッチ他、豪華キャストです。勘所には、ケヴィン・ベーコン、ジェシー・プレモンス、ダコタ・ジョンソンなどがいい味を出します。 ネタバレにならない様に書きますが、もう少し映画的な展開にしてくれてもよかったのでは、と思うところがちらほら。マフィア映画の魅力は、「ワルなんだけど、皆から好かれる」という一本筋の通ったドンを中心にしたファミリーの哲学が魅力に映るわけでしょう?そこがとても弱い。 序盤に息子に語る場面が一度だけ挿入されている。それ以外には(確か)無いと思うので、私はとても重要な場面だと思ったのだが、ちょっと肩透かしをくらう。この辺からバルジャーの小物臭というか、違和感を感じました。こ この話のキモは、兄弟を含む幼馴染が、マフィア・政治家・FBIとして手を組んでしまう「スキャンダル」がポイントなわけです。ですから、このあり得ない話があり得てしまったところにノンフィクションとしての力強さがあるわけで、一人ひとりの「大物感」というものについては描こうにも、もう一つだったのかな、と。 ただ、実際に10年以上も逃げ続けた本物のバルジャーは、とても大物だったのかもしれませんが、、。 それにしても、FBIが裏でマフィアとつながることはともかく、どんどん政治家として成功していく弟の実の兄がマフィアであることの危うさとか、苦悩をもう少し触れられなかったかと不満に思う。あるべきドラマがもう少しほしかった。 奥さんはとある事件後に画面に出てこなくなるのですが、深読みする視聴者からすればバルジャーのことだから○したんだろうと思いはするのですが、それでもやはりそういうにおわせる場面はあるべきだと思うし、きっとあったはずだけれど時間の関係でカットしているのかなぁ、と。そんな端折り方をしている様に思える場面がありました。 一点不思議なのは、原題が『Black Mass』なのに対し、邦題は『ブラックスキャンダル』なんですよね。英語が苦手な日本人向けにmassじゃわからん、じゃぁ変えよ、となったかどうか知りませんが、ちょっとあんまりだよなぁ。スキャンダルはそのまま醜聞とか、その事件のことを指すわけですが、Black Massとなると、「黒い集団」とかいう意味になり、恐らく主役三人が織りなす人間関係のことなんでないかな、と思うのです(個人的には「黒い奴ら」みたいなのがよかった)。同じ「ブラック」を使うのであれば、もう少し気を使ってほしいです。 全体としては、豪華キャスト陣が貫録のある演技を見せ、特に控えめに出てくるカンバーバッチはとても存在感があってよかった。まぁ、主役を喰いそうな個性があるので控えめでちょうどよい(笑) 気になったところを遠慮なく書いてしまいましたが、とても好きな映画です。ぜひおすすめします。 スポンサーサイト
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横浜の髙島屋さんはOui la vieにて素敵な買い物をすることができました。
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